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Qのブログです。星や音楽が好きです。好き勝手に書いてます。2007年12月より開始。
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・両親ともに元気。次女のストラップがセントくんだった。ああ、ちゃんと女子高生なのね、わが妹よ。そう、ついに4女(中学生)も私の背を追い越そうとしてる。嬉しい。

・天気がよい。一日中景色を見ていても飽きない。もちろんそうぼやっと過ごせはしないのだけれどできるならそうしていたい。
 夕刻、あまりに空の色が美しいので居てはいられずカメラを持って飛び出す。視界の開けた畑につく。ファインダーをのぞくことに夢中になっていると「良い絵とれた?」と声をかける人。目を向けると近くの美容室のお姉さん(グレープさん)だ。旦那さんと一緒に犬のお散歩の途中の様子である。「稜線が綺麗ね、私たちも写真を撮りたいくらいねと話してたのよ」とグレープさんがいう。夫婦でこの町に住んで、それぞれに思い思いの仕事をして、日暮れには一緒に話しながら散歩。そんなふうにゆったり過ごしてる二人の生き方は私の目には贅沢で丁寧な生活に見えた。そして二人は柔らかい空気に覆われているように感じられた。ああ、いいなぁ、と思う。「こんにちは、あまりに美しくて飛び出してきたんです。でも目で見るようにカメラではとれなくて」私はグレープさんと話していて二人の年下のいとこみたいな気持ちになった。冗談を言い合い、笑いながら散歩に戻った二人はこの風景にぴったりだな、と思った。
 そうだ、もう少し高い場所から見たい、と移動を始める。景色を刻々と変える時間の流れを知っているので自転車でダッシュ移動した。そのときの風は私のもやもやした空気を流してくれた。心は満たされていた。自然の前に出ると自分の悩みや、何かにとらわれた考え方がとてもつまらないものなのだと感じる。ただ、あるままを受け入れて、その上で望む方向を思い描いて時間を進めればよいのだと感じる。昼下がりに抱いていた悩みが、もう前のこととして固まって、それを置き去りに自分は次に進んでるさなかだという時間の流れと自分の変化がはっきりと感じられた。
 目的の場所に着く前にもう我慢できないほど綺麗な風景にであったので自転車から降りる。カメラを構えるとなんと電池切れ!すると「綺麗ですねぇ」と女の人の声が私に近寄った。振り返ると散歩中の夫婦だった。70代くらい、旦那さんはストックのような杖をついている。「たまにね、こうゆうとてもきれな景色に出会いますよね」とふわっと話す。初めて会う人達だけれど、この景色の前でそんなことには何の意味もない。「よく撮れた?そうそう、たまにうちのも写真をとるのよ」と旦那さんのことをチラと見ていう。旦那さんはフムウムという感じで軽く頷いている。この夫婦きっと散歩するのが習慣なのだなと思う。いいな、歳をとっても仲良く居られるなんてすてきな夫婦だな、と思う。それはどんなに豪華な生活や裕福な家庭よりも豊かで充実したもののように私には感じられた。「それでは」とゆっくり坂をおりていく二人の後ろ姿がもう少し小さくなるまでゆっくりと見送った。
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