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一人減って地下鉄に二人でゆられている帰り道


今日も
いつも通り適当な始まり方で突然集まったもんだから
全然用意とかしてなくて適当で
じゃぁそれで！って勢いでドンドン決まって
お腹の底から笑って歩けなるくらい笑って
クリーム大盛りのホットケーキ一皿を三つのフォークでつっついて
デミグラスソースのオムライス一皿を三つのスプーンでつっついて
こんな美味しいもの食べたことないってうなだれて
また笑って
うまいうまいさんざんいって、
やっぱりおいしすぎてうなだれて、
禁断症状かってくらい今まででいっち番ってくらいとりこになって
ときどき申し訳ない気持になって
あれ？スザクの乗ってたアレなんだったっけって本気で思い出そうとして
思い出せなくて
それが楽しくて仕方なくて
真似して笑って、こけて笑って、思い出せてまた笑って、
何年もの時間が一瞬で過ぎ去ったんだよね

地下鉄がとまって
じゃぁ！って一人が降りた


私手を振って
胸がキュウッッってなった。

振り返らないって思ったれど、
窓の外見たらそいつこっち見てて。

手を振ったら
あっちも手を振って
振り戻って歩いていく。

背中をじっと見送っていたら
そいつ、
振り返って。

こっち見て

いつもこっち振り返ったりする子じゃないじゃん。
涙ぽろぽろでた。

さっきの地下鉄待ち、向かいのホーム見て
私Ｑが思ってるより，Ｑが思ってるのなんかよりもずっとずっとなんだからね


私よりもだって？
本当に、同じこと思ってるって
感じられること
どれだけ、
しあわせなんてことばじゃ足りない

この瞬間は過ぎ去るのを
止めたりできない
誰にも
だから
誰にも取られない

生きたり笑ったり上手に出来ない
私でも
こんな友達がいて

私、その瞬間だれよりも
絶対絶対だれよりも
世界中で私がいっちばんに２人のこと
好きだってわかった



くっだらない私たちに
47億年前から定められた事実！